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OPPO Find X8 Ultra |
みなさん初めまして。Yuich(ユウイチ)です。TwitterとBlueskyやってます。
今回はOPPOのフラグシップスマートフォン「OPPO Find X8 Ultra」をレビューしていきます。過去最高に仕上がっているカメラスマホをぜひご覧ください。
兄弟機と言えるOnePlus 12やOnePlus Openもレビューしています。
これは何?
- OPPOのフラグシップスマホ
- Snapdragon 8 Elite
- 12/16GBメモリー/256/512/1024GBストレージ
- OLED120Hz/1,600nit/6.82㌅フラットディスプレイ
- 縦横厚み163.09×76.8×8.78mm/重さ226g
- Hasselbladコラボ5眼カメラ搭載(詳細は後述)
- 6,100mAhバッテリー/有線100w/無線50w
- 超音波式指紋認証搭載
- 新品13万円程度から
- OPPO公式サイト
開封/付属品
ジンドンで注文から到着まで20日掛かりました。もうジンドンは使いたくないですね…
メインの箱にはスマホ本体、説明書、クリアケース、充電器、ケーブルが入っています。
特典のカメラキットは専用ケース、カメラリング、フィルターリング、UVフィルター、CPLフィルター、クロスフィルターでした。
美しい本体デザイン&ディスプレイ
シンプルながらもフラグシップにふさわしい美しいデザインです。
マットガラスの背面は、シルキーな手触りでいつまでも触っていたいです。カメラ部分にはHasselbladロゴとともに薄く掘りが入っており、美しい反射を見せてくれます。
側面はアルミニウム製で、こちらも質感がとても良いです。
OPPO Find X8 Ultraの背面とカメラ
前面のディスプレイはベゼルが1.4mmと非常に薄く、フラットディスプレイのため没入感が強いです。明るさ発色ともに良く、太陽の下の屋外でも見やすいディスプレイになっています。
また、カメラスマホでは唯一重量バランスが上下で50:50となっていて手が疲れず持ちやすいです。大きなカメラ部分も指が引っかかり持ちやすさに寄与しています。
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OPPO Find X8 Ultraのディスプレイ |
撮りやすく美しいカメラ
Hasselbladとの共同開発で作られた5眼カメラです。
今や当たり前?の1㌅メインカメラ、大型センサーの中望遠に玉ボケ望遠など王道中華スマホカメラになっています。色味が自然で美しく、どのような場面にも対応でき、撮る過程も楽しめます。
カメラスペック
- 広角カメラ:LYT-900(1/0.98㌅)/F1.8/23mm/1G7Pレンズ/AF対応/二軸OIS 手ぶれ補正対応/5000万画素
- 超広角カメラ:JN5(1/2.76㌅)/F2.0/15mm/6Pレンズ/AF対応/120°広視野角/5000万画素
- 望遠カメラ:LYT-700(1/1.56㌅)F2.1/70mm/3P+3P二群式レンズ/AF対応/二軸OIS 手ぶれ補正対応/5000万画素
- 超望遠カメラ:LYT-600(1/1.95㌅)F3.1/135mm/1G3Pレンズ/AF対応/二軸OIS 手ぶれ補正対応/5000万画素
- 丹霞原彩カメラ:F2.5/23mm/3Pレンズ/200万画素
- インカメラ:F2.4/21mm/5Pレンズ/AF対応/3200万画素
- カメラモード:マスター/動画/写真(ステージ/シルエット/打ち上げ花火)/ポートーレート/夜景/高解像度/パノラマ/映画/スローモーション/タイムラプス/長時間露光/アウト/イン同時動画撮影/水中/ステッカー/AI証明写真/ドキュメント/XPAN
- フォーマット:JPG/HEIF/RAW
作例
作例はver407~502で撮影しました。全てタップして拡大することができます。
札幌市円山公園(左)、大空町ひがしもこと芝桜公園(右)
大阪・関西万博スペイン館(左)、大屋根リング(右)
万博コモンズE前(左)、大阪駅の夜景(右)
カリブの鮮やかな衣装とEarth Mart(左)、各国の料理と焼肉(右)
左の作例の右下では内蔵のミストフィルターを使っている。
マスターモード
OPPO×Hasselbladスマホのカメラを語る上で外せないマスターモードですが、Find X8 Ultraで進化しました。
操作できる項目が変わり、フィルターが掛けられるようになり、撮るのが楽しいです。
色の再現性
丹霞原彩カメラという専用センサーを搭載し、今回のFind X8 Ultraのカメラの一番の売りポイントになっています。
正直なところ最初はあまり体感しませんでした。しかし、夜のポートレート撮影や万博オランダ館などネオンで他のスマホだと明らかに色味が壊れているシーンでもFind X8 Ultraだけは人間の目と同じ正常な色味で映し出してくれました。活躍するシーンは少ないですが確実に効果のあるものになっています。
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このシーンを他のスマホで撮るとオーブの青に引っ張られ画面全体が青くなってしまった 万博オランダ館にて |
シャッターボタン
今回から新たに搭載されたボタンです。
カメラの起動、写真撮影、ズームが行えますが、搭載位置が悪くカメラの起動以外には使っていません。次作に期待。
しかし、中国版のデメリットである電源2回クリックでカメラ起動が出来ない問題は解決したので、悪くはないです。
現時点で世界最高峰のSnapdragon 8 Eliteを搭載しているため、最新の3Dゲームをドットバイドットで動かしても快適です。
ゲーム支援機能も搭載していますが、フレーム補完などは原神専用になっています。その他バイパス充電(バッテリーを介さず直接電力を供給するため発熱を抑えられる)などはゲームを選ばず使えます。
以下Antutu Benchmark v10とGeekbench 6と実際のゲームのプレイです。FPS等の計測はScene8で行っています。
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前作8Gen3比でAntutuは138%アップ、 GeekBenchはCPUマルチが137%、GPUが128%アップ |
快適なバッテリー持ち
6,100mAhのデュアルセルバッテリーを搭載し、一般人なら2日間は持つと思います。
また、専用充電器を使わずとも55WPPSに対応しているので汎用充電器でも素早く充電できます。
快適な超音波式指紋認証
初めて使った時は感動しました。
登録は指でなぞるだけ、ロック解除は一瞬かつ指の状態に左右されません。
風呂上がりなど濡れている指でも難なくロック解除してくれます。
一度体験すると抜け出せないキレのある気持ちの良いハプティクスです。
他社のUltraの2倍ほどの体積の0916型モーターを積んでいることからも力の入れようが分かります。
タフネス仕様
IP68&69の防塵防水仕様なので高圧洗浄機で洗ったり熱湯につけても壊れない耐性を持っています。またスイスSGSの5つ星認証を取得しているので落下にも耐性があります。
残念なところ
ここからは残念パートです。捻り出しただけなので基本的には気に入っている端末です。
ショートカットボタン
なぜ変えてしまったのか。
以前のアラートスライダーのが100倍好きです。
アラートスライダーでは着信音、バイブ、サイレントが切り替えられ、画面を見ずともスライダーの位置で判別できました。しかし、ショートカットボタンでは3つの項目を長押しで順番に切り替えていくため画面を見ることが必須になっています。食事中などにさっとサイレントに切り替えられないんですね。
ブレやすい超広角
明所では全く問題無いのですが、夜間はブレやすいです。
光学的な手ぶれ補正が無いことが原因なので、次モデルでは搭載して欲しいですね。
スピーカー
特に不満はないですが、より良いスマホがあるので残念に入れました。
iPhoneには負けます。VivoとXiaomiのUltraよりは良いレベルです。
中国版なこと
これもそこまで問題ないです。
標準では囲って検索が使えない(囲って検索の使い方を解説しています)、日本語に設定しても一部には英語や中国語が残っている、セキュリティの不安などが挙げられます。
なお、Google系は簡単に入れられる為問題ないです。
まとめ
間違いなく今シーズンの中華フラグシップスマホの王者です。
デザイン、カメラ、性能全て文句なし。カメラが強いスマホが欲しい、最強の折れないスマホが欲しい方は買いましょう。
もし良ければOnePlus 12とOnePlus Openのレビューもご覧ください。
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